英語で「お待たせしてすみません」は“Sorry”……ではなく ...

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「お待たせしてすみません」を英語で言うとしたら、どんなふうに表現しますか? 学校で習った “I'm sorry to have kept you waiting” を思い浮かべた ... コンテンツへスキップホームライフスタイル英語で「お待たせしてすみません」は“Sorry”……ではなく“Thankyou”?「お待たせしてすみません」を英語で言うとしたら、どんなふうに表現しますか? 学校で習った“I’msorrytohavekeptyouwaiting”を思い浮かべた人、もしくは“Sorrytokeepyouwaiting”、“Sorryforthewait”や“Sorryformakingyouwait”などを思い付いた方もいるかもしれません。

 確かに、これらの表現は「待たせてごめんね」という意味です。

でも、私は自分が待たされた時にこう言われたことは、実はあまりないんです。

 その代わりにもっとよく耳にする表現って、一体どんなものだと思いますか? “tokeep”vs“tohavekept”「お待たせしてすみません」の英語としてよく紹介されているのが、下記2つだと思います。

 “I’msorrytohavekeptyouwaiting”“I’msorrytokeepyouwaiting” “tokeep”なのか“tohavekept”なのかの違いですね。

この2つ、ちゃんと使い分けられていますか? まずはこの違いから復習してみましょう。

 例えば、スターバックスに入って注文しようと思ったら、お客さんが20人ぐらい並んでいたとします。

じっと順番を待って、自分の番が来たらレジの人から言われる「お待たせしてすみません」はどっちだと思いますか? この場合には“Sorrytohavekeptyouwaiting”が正解です。

「順番が来た=待たせるという行為が今終わった」ので、現在完了形の“tohavekept”が使われるんです。

 では、”Sorrytokeepyouwaiting”が使われるのはどんな時かというと「お待たせするという行為がこれからも続く時」です。

 これも、スターバックスで例えてみましょう。

 列で順番を待っているお客さんのところに店員さんが来て、メニューを渡しながら言う「お待たせして(いて)すみません」には“Sorrytokeepyouwaiting”がしっくりきます。

 これで、”Sorrytokeepyouwaiting”と“Sorrytohavekeptyouwaiting”の使い分けは分かりました。

でも、おそらくスターバックスの店員さんはこんな風には言わないと思います。

 実際に耳にするフレーズは?上に挙げた2つの「お待たせしてすみません」のフレーズ。

文法的には正解なのですが、スターバックスの店員さんはおそらくこうは言わないと思います。

 実際に私が同じようなシチュエーションでよく耳にするのは全く違うフレーズです。

どんなものだと思いますか? それは“Thankyouforwaiting”です。

 カフェやレストランだけでなく、接客業全般でとてもよく耳にするフレーズで、他のバリエーションとしては“Thankyouforyourpatience”というのもあります。

 “patience”は「辛抱」とか「忍耐」と訳されることが多いですが、オックスフォード現代英英辞典にはとてもいい定義が載っています。

 “theabilitytostaycalmandacceptadelayorsomethingannoyingwithoutcomplaining” “Thankyouforwaiting”はそれほどフォーマルではない場面でよく使いますが、”Thankyouforyourpatience”はもう少しちゃんとしたビジネスっぽいニオイも感じさせます。

 また、電話の途中で相手を保留にしたり待たせている時にも、”Sorry”ではなく“Thankyouforholding”がよく使われます。

 “Sorry”ではなく“Thankyou”“I’msorrytokeep/tohavekeptyouwaiting”や“Sorryformakingyouwait”といった表現を使わないということではありませんが、よっぽどのこと、もしくは個人的な「待たせてごめん」ではない限り、あまり耳にしないと思います。

 日本では相手に少しでも不都合があった時には「〜してすみません」とお詫びするのが基本ですよね。

なので、英語で話す時にもそれを直訳して“Sorry”が多くなります。

 でも、上の例ように、たくさんのお客さんが順番に並んでいる状況で、多少待たせるのは仕方のないことです。

そんな時、英語では“Thankyoufor〜”の方が断然よく使われます。

 以前、ワンランク上のThankyouの使い方というコラムでも少し触れましたが、英語は“Sorry”の代わりに“Thankyou”を本当によく使います。

お詫びするのではなく、相手に対して「ありがとう」と感謝する表現になるんですね。

 どちらがいいということではなく、文化や習慣の違いなだけですが、英語で話す時には日本語の「すみません」を“Sorry”に直訳しすぎないほうがいいかなと思います。

 私は自分が長く待った時でも“Thankyouforwaiting”と言われると怒る気になれないので、わりと好きな表現です。

 【URL】活きた英語のちょっとした使い方や覚え方などを紹介する日刊のウェブマガジン「日刊英語ライフ」 http://kiwi-english.net続きを読むTAG英語英会話SHAREONFacebookはてブLinePocketツイート${title}PR${pr_sponsor_text}${title}PR${pr_sponsor_text}${title}PR${pr_sponsor_text}カルディg-shockコストコ家電大賞2021/03/21【お詫びと訂正】GetNavi4月号別冊「キャッシュレス決済完全マニュアル2021」2019/10/29ゲットナビ10月号別冊付録「Qi対応ワイヤレス充電器」に関するご使用上の注意について2018/12/10特定商取引法にもとづく表記VIEWALLホームライフスタイル英語で「お待たせしてすみません」は“Sorry”……ではなく“Thankyou”?



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